毎年年末になると親しい人やお世話になった方へ贈り物をするという日本独特の習慣であるお歳暮があります。お歳暮シーズンである12月に入る頃になると、デパートなどではお歳暮商戦ということで、最も力を入れる日本独特のイベントです。それだけ多くの人が親しい人やお世話になった人とや取引先にお歳暮を贈っているということがわかります。

お歳暮を頂いた場合のマナーとは

ここで注意をしないといけないのは、お歳暮を頂いた場合には、感謝とお礼を伝えるために贈ってくれた人に対して「お礼状」を贈るのがマナーです。お礼状のマナーを知らないでいると、常識のない人と相手から思われてしまい、そのため大げさではなく大事な人間関係が壊れてしまう場合もあります。したがって、お歳暮をもらった場合は、マナーとして「お礼状」を贈る必要があります。

お礼状の送り方と書き方など

では、実際にお歳暮を贈られた場合のマナーにはどういうものがあるのかご説明します。まず、お歳暮を贈られた場合には、出来るだけ早く贈ってくれた方へのお礼状を送りましょう。一般的にはお歳暮が手元に届いた翌日には、お礼状を贈るようにしましょう。もちろん、現代人は日々忙しいので、翌日お礼状を贈るというのは難しいかもしれませんが、そういう場合でも、お歳暮を頂いた3日目には遅くとも贈るように心がけるようにしましょう。

また、お礼状を贈る場合の書状の形態ですが、原則封書です。最近はハガキでも問題がないとされてるようになっていますが、やはりここはしっかり封書で贈るようにしましょう。なお、目上の人や会社の上司などに対してはハガキによるのお礼状はNGです。必ず封書で贈るようにしましょう。更に丁寧な対応としては、まずはメールや電話でお礼を伝えて、その後封書でお礼状を贈るという方法です。この方法ですと、とても心が行き届いたているという印象になります。大事なことはいかに相手に対してさり気なく配慮するかということです。

次にお礼状を贈る場合に縦書きか、横書きかで悩む場合があると思いますが、マナーという点では縦書きとなります。縦書きはなれないという人もいますが、こちらはマナーですので、縦書きになれるようにしてください。

それでは、お礼状を書く場合にはどのような構成になるのか、ご説明します。お礼状の全体の構成としては、
1.挨拶の言葉(頭語・時候の挨拶)
2.お歳暮を頂いたお礼と感謝の言葉
3.お歳暮を頂いたことを自分が喜んでいるだけではなく、家族も喜んでいるということを伝える
4.末永いお付き合いのお願いをする
5.相手の健康や息災を願う言葉を入れる
6.日付と署名

次に文例をご紹介します。

1.挨拶の言葉(頭語・時候の挨拶):拝啓 日々寒さが厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。
2.お歳暮を頂いたお礼と感謝の言葉:この度は過分なお歳暮をお送りいただき、誠にありがとうございました。
3.お歳暮を頂いたことを自分が喜んでいるだけではなく、家族も喜んでいるということを伝える:家族でいただきましたが、大変美味しく、家族全員で美味しくいただきました。
4.末永いお付き合いのお願いをする:今後共末永くお付き合いいただけますようよろしくお願い申し上げます。
5.相手の健康や息災を願う言葉を入れる:また、寒さの厳しい日々が続きますが、風邪などひきませんよう、ご自愛下さいませ。
敬具

6.日付と署名:
20○○年○月○日
○○○○(自分の名前)

となります。

また、お歳暮をもらった場合には、原則お返しする必要はありません。ただ、もらいっぱなしというのであれば、気が引けるということもある場合には、「お返し」を贈るのではなく、「お歳暮」をという形でお返しの品を送るということもあります。ただし、ここでも大事なことはお返しを送る場合でも、まずは先にお礼状を贈るということです。